米労働省が発表した2006年12月の雇用統計(季節調整済み)によると、米国の非農業部門の雇用者数は前月に比べ16万7000人増え、増加幅は雇用回復の目安といわれる15万人を2カ月連続で突破し、市場平均予測の10万人も上回ったことがわかりました。軍人を除いた失業率は前月と同じ4.5%だったということです。
米国の雇用者数は40カ月連続で増加中ですが、昨年10月の増加幅は7万9000人から8万6000人、昨年11月は13万2000人から15万4000人にいずれも上方修正しました。直近3カ月の平均では月13万6000人の増加ペースです。
また昨年1年間の雇用者数は183万8000人(月平均15万3000人)の増加を示し、増加幅は2004年の月平均17万5000人や2005年の同16万5000人に匹敵する水準を維持しました。昨年1年間の平均失業率は4.6%と、3年連続で低下しています。これで2000年(4.0%)以来の低水準となったことがわかりました。