2007年1月28日に「NNNドキュメント」(日本テレビ系のドキュメンタリー番組)などに取り上げられ、その後も日本テレビで、「ネットカフェ難民」、2007年3月7日の「NEWS
ZERO」でも、「隠れたホームレス」として実態が紹介されました。
番組によるとある青年は、1日200円のコインロッカーを毎日2つ使って全財産を収納。その後、ネットカフェに入りますが、その前に滞在時間を短くして節約するために時間をつぶすことも日課です。
ネットカフェは1時間100円。翌朝、早くから「日雇い派遣」の仕事に出かけます。会社からはメールで管理されており、「16532(青年の職務上の番号)仕事現場に向かいます」「16532集合場所に到着しました」などの報告を行います。この「日雇い」仕事が無ければ、ネットカフェに泊まることもできず、食事もとれないわけですが、「隠れたホームレス」と言われてい理由でもあります。
番組によると「NPO自立生活サポートセンター・もやい」で「ホームレス」の生活支援を行う湯浅誠氏は、ネットカフェやサウナで生活する若者を、「『自分の権利としての住居を持たない』という意味で『ホームレス状況』にある」とし、実際に彼らから相談を受けたり、彼らがアパートで生活を始められるよう支援を行ったりしているそうです。
ネットカフェを家代わりにするなんて驚きますが、野宿よりはましということでしょうか。