失業給付金は失業保険とも呼ばれていますが、雇用保険の被保険者となっている人、つまり雇用保険に加入していた人が失業した場合に必要な給付を行う制度のことです。失業した後に再度就職する意志のある人、就職する能力のある人が、再就職を目指す際に生活を安定させる目的で一定期間支給されることになっています。
失業給付金は、退職後に失業期間がある対象者に対して、規定の手続き後に待機期間1週間を経た頃に支給されます。例外は、本人の責任問題などで解雇された場合に3ヶ月の待機期間があることです。
また、失業給付金を受け取るためには原則として4週間に1回はハローワークに行き、失業中であるという認定を受ける必要があります。
失業中であるとは認められないのは、病気や怪我、妊娠、出産、育児、病人の介護などですぐには働けない人、定年退職後しばらく休養する人、結婚して家事に専念する人、専門学校や大学に通うなど学業に専念する人、すでに転職先が決まっていて転職活動をしない人、自営業を始める人、家事、家業などの手伝いで他に就職できない人、会社や団体の役員に就任していた人などです。