ワーキングプアの問題点としては、完全な貧困層であるなら受けられる生活保護などの福祉サービスがうけられないために、ますます貧困になってしまうことがあります。長時間努力して働いたために却って収入が増えて、福祉サービスの受給資格を失って受給できない問題があります。
ワーキングプアの問題は構造の不透明さなども原因のひとつとして考えられ、働いても働いても貧困層から抜け出せない人々がいる一方、富裕層はますます裕福になってゆくといった格差社会が現実社会ですでに広がりつつあります。
ワーキングプアの収入は生活保護水準以下であることが多いということも問題です。
生活保護とは、憲法第25条に規定する理念の生存権に基づいて、国が生活に困窮する全ての国民に必要な保護を行い、最低限の生活を保障し、自立を助けることです。福祉サービスを受けられる権利、そして本当に必要な人が必要な期間だけ福祉サービスを受けることができるシステムにすることも必要と思われます。