ワーキングプアの問題がクローズアップされるとともに、若年層の雇用も問題となっています。
15歳〜24歳の若年層の完全失業率は2005年で8.5%と約10人に1人は失業者という状況です。30歳〜34歳の正社員では1ヵ月の収入が20万円を切る人は11.1%ですが、非正社員になると50.5%にもなります。
若年層の場合、収入が「ワーキングプア」の水準とされる年収200万円以下で親の家に住まい続ける「パラサイト・シングル」になることも多くなります。
15歳〜34歳のフリーター人口は2001年、417万人となり10年間で2倍以上になりました。
また、ニートと呼ばれる、働くことや学ぶことをせず就業、就学、職業訓練をしない若者たちも急増しており、2050年にはフリーターとニートを合わせると約651万人と若年労働者の3割強に達するというデータもあります。