正社員と同じだけ働いても生活保護水準以下の収入しかないワーキングプアの実態は思うより深刻で、1日8時間働いてもまともに生活できない貧困層はかなりの数になります。
貧困の再生産という、親に経済的な余裕がなければ子も大学にもいけずに貧困の繰り返してゆく貧困層の固定化という問題に繋がる恐れが指摘されています。
逆境でもがんばれる人がいる半面、将来に絶望し、もう何をやってもだめだという諦めの境地になってしまう若者が出てこないともかぎらない。
また研修という名目での中国からの安い労働力によって日本人の時給も下げられてしまい、また外国人の安い賃金に利益重視の企業がこぞって頼ってしまうことも問題となっています。
仕事のあり方も時代とともに変化してゆきますが、ついていけない高齢者にとっても深刻な問題です。