ワーキングプアとは“働く貧困層”
ニートと違ってきちんと就職して働いているのに生活保護水準以下の暮らししかできない人たちのことです。その生活保護水準以下で暮らす家庭は、日本の全世帯のおよそ10分の１と言われ、400万世帯、またはそれ以上とも言われています。
このワーキングプア“働く貧困層”の増加の要因とは一体何が考えられるでしょうか。
まず、大学や高校を卒業してもなかなか定職に就けず、アルバイトや日雇いの仕事でその日暮らしをしている若者たちの増加が考えられます。
そうした若者たちにとって、正社員として就職することは正に狭き門です。現在では若者の３人に１人が非正規雇用で働いていると言われています。
また子供のいる低所得世帯では、毎日の最低限の生活だけで精一杯なので、子どもの教育や将来などにも問題を残しています。
