"ワーキングプア"とは就職してフルタイムで働いても(またはその意思があっても)生活保護水準以下の収入しか得られない就業者の呼称です。
英語の訳では「働く貧者」の意味ですが、働く貧困層と解釈されています。失業者とは違い就業しているものの、各都道府県に設けられた最低賃金のためなど様々な理由により賃金水準が低く、技能の向上や職業上の地位の向上の可能性が低いこともあって、働いても働いても裕福になれない貧困層と解釈されています。
ようするに正規雇用されてきちんと仕事をしているにも関わらず、低賃金や養育費の支払いのために生活保護の水準以下の収入しか得られない社会層のことを意味します。
またワーキングプアの問題に関しては、2006年7月23日からNHK総合テレビで21時より放映された「NHKスペシャル」で取り上げられたり、2006年11月19日、京都府京都市の円山音楽堂で、契約社員やパートタイマーとして働く若者200人らによって開催された「青年一揆」と題した集会など、マスメディアで報道されることで一般の人々の間でも認識されるようになってきました。